釣りとバイクとジムニーと

この本を読みました。



『博士の愛した数式』　小川洋子著　です。

最近、映画化されてた作品です。

映画は観ていないのですが、出演者の寺尾聡さんと深津絵里さんの二人とも好きな俳優だったこともあり、書店で手にとってぱらぱらと目を通し、さっと購入を決めました。

本の内容紹介はともかく（もちろん面白かったです）、この本では読みながら想像する場面に前出の二人が本当にぴったり合致しました。

例えば、原作と映画やドラマで自分の中で作り上げた登場人物とキャスティングされた俳優さんがチョット違うなということはしばしばあります、また、アニメでもTV化されると「いや、この声はイメージしていたのと違う。」などということもあります。

が、今回のこの本についてはそういったことが全然無く、読み出しから読み終わるまでスムーズに寺尾さんと深津さんが頭の中で動いてくれました。

もちろんその他の登場人物もいるのですが、そちらは自分が勝手に想像してしまいましたが・・・。


話の中に　「素数」　とか　「対数」　とか　「友愛数」　や　「完全数」　という数学用語が結構出てきますが、その言葉がどんな数のことを指しているのかということも同時に書かれているので、迷わずに読み進む事が出来ると思います。


おすすめです。


読み終わったら、ちょっと目頭が熱くなりました。