恩師

sen

2006年05月14日 18:05

今日、

仕事でお客さんの家を回っていて、と、ある所で車(軽トラ)を停めると、

すぐそばに停まっていた車から、おばさん(失礼)がひとりこちらに小走りに寄ってきた。


「何だろう、道でも尋ねられるのかな?」 と思っていると。

いきなり

「senちゃん!」と呼びかけられた。

この年になるとちゃん付けで呼ばれることはめったにない (=^▽^=)

びっくりして顔を見ると、

ほんの一瞬、記憶がグワーッとさかのぼって、パッと目が覚めたような感じで相手の名前が出てきた。

「○田先生!!」

そのおばさんは、おいらが保育園のときの担任の先生だった。


何十年かぶりにあった先生は、やっぱり何十年分お年を召されていたが、

優しいまなざしは当時のままで、おいらは本当に泣きそうなくらいうれしくなってしまった。


店の名前の入った軽トラに乗っていたので、おいらのことに気がついてくれたそうだ。

「元気にしてる?」

「はい!」

「がんばってね。」

「はい! 先生もお元気で。」

短い会話のあと、先生はそれからすぐに用があるようで、そのまま行かれたが、

おいらはホントにうれしくて何度も頭を下げていた。




今はそこそこでっかく育ったおいらだけれど、

3月生まれということもあって、保育園の頃は組のなかでも小さかった。

喘息もあり、家の隣の養鰻池に落ちたときひきつけをおこしたこともあったりで、

どちらかといえば病気がちだったおいらだが、

その時(チュウリップ組)にとてもかわいがってくれたのが○田先生だった。


後になって聞いたのだが、先生も丁度そのときが先生になって一年目で、何をされるにもとにかく一生懸命でたいへんだったらしい。

それでも、ちっちゃくて「せんせい!せんせい!!」といつも後をくっついていたおいらを

とてもよく面倒を見てくれたとのことだった。


高校生くらいの頃(だったかな?)、久し振りにお会いしたときに、

そのころはもうご結婚されて先生を辞めちゃった後だったと思うけれど、

「senちゃんがいちばん思い出に残っている子供だよ。」って言われたような覚えがある。

ひょっとしたらおいらが勝手に作ってしまった思い込みだったかもしれないけれど・・・・・・・。



その後はとにかくうれしくて、ニコニコして仕事をした (∩_∩)


で、家に帰ってきて、急いでこの記事を書いているのだが、

また今うれしさとなつかしさが思いっきりこみ上げてきて、

恥ずかしい話だけれど、いい大人がウルウルしてしまっている (∩_∩)ゞ



先生、その節は本当にありがとうございました。

先生に見てもらえたおかげで、なんとかこうしてやっていくことができています。

いつまでもお元気で、また機会があったら優しい笑顔を見せてください。

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